サービスについて
SERVICE
治療・症例に関すること
緩和ケアについて
~最愛のペットの最期のケアに努めるために~
出逢いがあり別れがあるように、ペットは一生を掛けて命(時間)の尊さを私達に教えてくれます。
生物学的に仕方がありませんが、平均寿命が10数年の彼らにもやがて人生の終焉が訪れます。
いつも近くにいて、辛い時悲しい時も励ましてくれました。楽しい思い出もたくさん作ってくれました。
彼らが旅立つその時は、感謝の気持ちを込めて見届けたいですね。
そしてご家族の皆様にも、限られた時間を思い出のひと時となって欲しい。
そのために少しでもお手伝いが出来ればと考えています。
緩和ケアは病気の治癒を目的とするものではありませんが、その子の痛みや苦しみを少しでも和らげてあげる医療のことをいいます。
辛い症状を少しでも緩和できることで、本人はもちろんご家族皆様の心のケアを目標にしております。
彼らは思い出というかけがえのない宝物を私たちに残してくれます。
そして生まれかわってまた逢いに来てくれます。その日まで思い出を胸に再会を待ちましょう。
食べられないペットのケア
持病もしくは高齢により食事が十分とれないときは、その子にあった給餌を考えます。
・フードをふやかしたり温めたり、また声をかけて褒めたりする
・嗜好性のよい食事やリキッドやチュール、ムースタイプなどを使用
・食器の高さをあげてみる
・食欲増進剤の使用
・静脈点滴や皮下点滴の使用(慢性腎不全、糖尿病など脱水が起きやすい場合に行います)
・経鼻カテーテルの設置
痛みの緩和
その仔にあった鎮痛剤を使用し痛みを和らげます。癌など強い痛みの子にはモルヒネやフェンタニルを使用します。
・痛みに妨げられない睡眠の確保
・安静時の痛みを和らげる
・起立や歩行時の痛みを和らげる
排泄の管理
排泄部位周囲を毛刈りし、清潔にします。
・尿道カテーテルの設置
呼吸の軽減
肺水腫や肺炎などで呼吸の苦しいときは酸素室を使用します。
(レンタルにて在宅管理ができます)