From 1964 in SHONAN  CHIGASAKI

つるみね通り動物病院

当院における手術について

 当たり前のことですが、人と同じように動物にも“感情”があり、私たちと同じ“生命 (いのち)”を授かっています。
家の中にいるワンちゃんも、外で寝ているネコちゃんもみんな同じ“生命 (いのち)”。この子たちが平等に衛生的に、かつ安全な手術が受けられるべきであると私は考えております。
 手術を行う際、
動物の場合“術前検査・・・”というと意外にも驚かれる方が多いのが現実ですが、私はペットが安全に手術が遂行できるためには麻酔が一つのポイントだと考えております。医療がそうであるように私たち獣医領域においても100%安全な麻酔はありません。そのため予期せぬ出来事も0%ではありません。当院ではそういった危険性を最小限にするため、不妊手術の際 も術前検査(血液検査やレントゲン検査など)を行い、その子その子の身体情報を把握するようにしています。
 
手術は人と同じように静脈点滴、抗生剤、鎮痛剤、止血剤 といったお薬を投薬し 、麻酔はもっとも安全な吸入麻酔法を用いて行います。また手術時間を短縮するために縫合糸はあまり使用せず、血管シーリング機などを用い時間短縮に努めています。
 一昔前の動物の手術とは異なり、現在の獣医領域の手術では人と同じように衛生的な手術が出来るようになりました。そのため手術器具の準備、滅菌、手術後の管理などたくさんの過程があります。 これらの過程を正確に遂行するため当院では一日に複数回の手術は行っておりません。人それぞれ
色々な考え方があり、病院の取り組み方もそれぞれではありますが、今一番大切なのは、目の前にいるその子の“生命 (いのち)”に集中すること。そのためにきちんと最善を尽くすこと。それが私たちの出来る患者様への誠意と信じながら診療にあたっています。
                                                                 
院長

当院の手術は・・・  

   1.手術前の検査

  1. 不妊手術については予約制となります。そのほかの手術については診察の際に日程を決定いたします。

  2. 手術前には手術の内容、当日までの自宅における健康管理、おおよその費用について説明いたします (電話でのご説明はいたしかねますのでご了承願います)。

  3. 手術部位については、術前に詳細な検査を行います(輸血が必要とされる場合は血液型判定検査なども行います)。

  4. 不妊手術など健康なワンちゃんネコちゃんについても、安全に手術が行えるよう血液検査やレントゲン検査といった術前検査を行います。

   2.手術の準備 

 

  1. 点滴や注射をする血管を確保するため静脈内留置針を装着します。

  2. 手術中に麻酔が安全に行えるよう、血圧計や心電図、血中酸素濃度、呼吸モニターなどモニタリングします。

  3. 手術中の感染を最小限にするため、手術部位の毛刈りや洗浄、消毒を丹念に行います。

   3.麻酔 

 

 当院では安全性を第一に配慮した吸入麻酔を用いています。静脈留置針を設置したあとその子にあった気管チューブを挿管し、麻酔深度を調整しながら維持します。この麻酔は患者個々の状態の変化によりすぐ対応 できます。呼吸は自発的な呼吸と人工呼吸器による呼吸で管理します。また麻酔中は安全に手術が遂行できるよう最新のモニター類により麻酔導入時から覚醒まで心肺機能を管理します。 鎮痛管理としては複数の鎮痛剤コンビネーションで術前から術後まで幅広くペインコントロール(鎮痛管理)を行っています。

 

    4.手術開始

 

  1. 手術は、執刀医、手術助手、麻酔係などチームで行います。

  2. 当院で最も多い手術は不妊手術をはじめ口腔外科、腫瘍の摘出手術などです。 また椎間板ヘルニアの手術にも対応しています。

  3. 術後の“痛み”が最小限に 抑えられるよう、術前よりペインコントロール(鎮痛管理)を行います。

  4. 絹糸縫合反応性の腫瘤や皮膚炎などの対策として、 血管シーリングシステム機や半導体レーザーなどによる 止血を行っております。
    絹糸縫合反応性の腫瘤、皮膚炎って?
    手術中の止血の際に用いる糸が将来体内に残存し、術後の生体反応として副作用(腫瘤、皮膚膿瘍など)を起こすケースで、ミニチュアダックスなどが好発犬種です。

     

   5.手術終了、退院

      

  1. 入院はなるべく短期間になるように努めていますが、安心して退院できるまで一定期間 の入院が必要となります。避妊手術では1日の入院、去勢手術では当日退院できるよう配慮しています。

  2. 一定期間入院し、術後の急変の可能性も少なく自宅管理が可能と判断した場合に退院となります。

  3. 退院の際は、自宅での管理方法について説明し、必要に応じて緊急用電話番号をお伝えしています。

  4. 腫瘍などの手術の場合は、術後肺転移などの可能性があるため定期検診が必要となります。場合によっては内科療法や化学療法なども行います。

  5. 当院において手術が不可能と判断された場合は、大学病院や専門医の診察をおすすめしています。

         ●不妊手術について

 ペットの不妊手術については、多様な考え方があります。人は自身に置き換えて考えがちですが、ここでは獣医学的 見地から不妊手術の必要性について触れます。将来この仔の赤ちゃんが欲しいというお考えの方は不妊手術の必要はありませんが、繁殖の希望がない場合は 、不妊手術を考える機会を持っていただきたいと思います。
 
近年、犬の乳腺腫瘍の発生率は全腫瘍の52%と最も多発する腫瘍です。この乳腺腫瘍の発生率は、初めての発情出血までに避妊手術を受けることで0.5%以下 と大幅に低下させることが出来ます。 また子宮蓄膿症
、前立腺がんなども致命的な疾患です。このような病気の予防には不妊手術が最善とされています。
 手術の時期は、個体差もありますが
おおよそ生後6ヶ月前後が最適です。体力も生理的機能もしっかりし、手術後の回復も早いためです。

避妊手術を行った場合(メス)

◆将来予想される子宮疾患、乳癌の予防になります。最近では分離不安症の予防にもなるといわれています。

◆子猫(子犬)を生まなくなります。 里親探しといった苦労や迷い猫・犬が少なくなります。

◆発情が なくなります。うるさく鳴いたり、落ち着きがなくなったりがなくなります。

◆性格がおとなしくな り、扱いやすくなります。

◆雄が たくさん寄ってきて騒ぐことがなくなります。

◆野良猫・野良犬に餌を与えている方には合理的・経済的です。

 

去勢手術を行った場合(オス)

◆発情による連続したストレスを 軽減することが出来ます。

◆将来予想される前立腺肥大、肛門周囲腺腫、癌といった病気の予防になります。

◆自分のなわばりであることを示す為の排尿(スプレー )行為がなくなります。

◆雄同士の勢力争い による喧嘩がなくなり、怪我をするリスクも減らせます。

◆ご近所の雌猫に子を産ませて問題を起こす ことがなくなります。

◆雌猫を求めて家出し、そのまま行方不明になる ことがなくなります。

 

当サイトは携帯からもご覧になれます。

http://www.tsurumine-pet-clinic.com/i/

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