From 1964 in SHONAN  CHIGASAKI

つるみね通り動物病院

麻酔について

 願わくば自分の愛するペットに麻酔をかけるなどしたくありませんね。私も同感です。
それでも診断、治療を行うために大切なペットさんに対して麻酔をお願いすることがあります。
それは、大切なペットさんの容態を少しでも楽にさせてあげたいという思いからの処置です。
ここでは当院の麻酔方法および鎮痛についてお話いたします。

【 麻酔方法 】
 当院での麻酔方法は、年齢や心肺機能・肝臓・腎臓機能などの術前検査により決定します。麻酔の手順は、通常麻酔前投薬および短時間麻酔薬により導入し気管チューブを挿入します。その後、イソフランというガス麻酔により麻酔を維持します。
 このガス麻酔は患者の状態により麻酔深度をダイヤルで調節でき、患者の状態の変化にすぐさま対応できます。呼吸は自発的な呼吸や人工呼吸器で呼吸管理をします。心電図、血圧、心拍数、呼吸数、呼吸様式、酸素分圧、炭酸ガス分圧、体温などをモニターしながら麻酔を管理します。
 麻酔中に発生しやすい低体温症につきましては、温風式保温装置を使用し体温調整を行っています。
 処置もしくは手術が終わりましたら麻酔を停止し、呼吸状態などを管理しながら覚醒させます。通常では数分から数十分で覚醒してきます。鎮痛剤で痛みを抑え、できるだけ処置当日から食事を 与えるようにします。

【 鎮痛剤について 】
 手術に際しては鎮痛も言うまでもなく重要です。先制鎮痛として手術前より
NSAIDs非ステロイド性抗炎症薬)や麻酔薬の一種であるケタミン剤やモルヒネ剤などを適正に使用します。またその子によっては手術部位などに局所麻酔剤も併用します。
 手術中および手術後もケタミン剤を持続点滴し鎮痛を心がけています。手術後に痛みが強い時はフェンタニルパッチも併用しています。

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